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第17話 地下駐車場の白い車には、私が乗っている

last update publish date: 2026-10-05 15:38:20

第17話 地下駐車場の白い車には、私が乗っている

 午前二時四十二分。

 地下三階の防犯カメラに、白い車が現れた。

 入ってくるところは、どのカメラにも映っていない。

 駐車券の発券記録もなければ、ナンバーを読み取った記録もない。

 それなのに、B3―118番の区画には白いセダンが停まっていた。

「またかよ……」

 夜間警備員の笠原修二は、監視室の椅子から立ち上がった。

 五十二歳。

 この大型複合施設で警備の仕事を始めて八年になる。

 最初に白い車を見たのは二週間前だった。

 午前三時前。

 契約も予約も入っていない区画に一台だけ停まっていた。

 古い白のセダン。

 車種は分からない。

 遠目には二十年以上前の車に見

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